2013.10.04
ご無沙汰しております、スカイアークの桐田です。
最近他の企業様と一緒にプロジェクトを進めたときに意外に好評だったため、今回Googleドキュメントを使ったテスト作業について記事を書いてみたいと思います。
システム開発で切っても切り離せないのがテスト…スカイアークではテスト作業の管理をGoogleドキュメントで行なっています。(あくまで一部ですが)
大規模な開発は、テスト管理システムやSeleniumなどの自動テストツールを使うとか様々な方法がありますが、細かいテンプレート改修や小規模なシステム開発案件などではGoogleドキュメントでの管理はおすすめだったりします。
なんといってもリアルタイムでテスト結果が確認できたり、OSや動作環境に左右されることがないためです。Officeに使い慣れていると少し手間取ることもありますが、上手に使いこなすことで効率良く作業を進めることができます。
ということで、簡単にスカイアークでの利用方法を纏めてみます。
まずはテスト管理表のベースになるスプレッドシートを作成します。共有は「ファイル」から「共有」を選択して、共有したい相手のメールアドレスを指定するとスプレッドシートを複数人で共有して利用することができます。
※Google Appsだと、もう少し細かく共有設定できます。
ディレクトリマップをベースにした表示テスト仕様や動作テスト仕様などをExcelのようにスプレッドシートにテスト仕様書を書いていきます。
Excelなどと比較すると若干レスポンス気になるときはExcelで作成して、それをスプレッドシートに変換するのが効率的です。
スプレッドシートではテスト仕様だけではなく、テストルールや注意事項なども記載するとテストメンバー間の情報共有がスムーズに行えます。
あとは各テストメンバーがリアルタイムで結果を書き込んでいきます。ディレクターとしてはリアルタイムで進捗や結果が分かるので非常に管理がしやすいです。
(集計表などを作って、バグ発生率などもリアルタイムで算出するとか)
ブラウザチェック等での崩れについては、画像のコメント機能を使って、開発者にフィードバックするのがオススメです。
利用方法としては、共有しているフォルダに対してアップロードを行なってその画像を開くとコメントボタンがあるので、対象箇所を指定して不具合箇所を記載していっていきます。
ディレクトリマップなどと合わせてチェックをしていって、不具合があったら、その画像に対してリンクを張っていって共有するという流れだとスムーズに不具合内容がわかります。
コメントに対して、更にコメントを入れて対応履歴を残すこともできます。
チャット機能を利用することも可能です。
利用シーンも限られていますが、例えば「開発パートナーさん等に御願いしているので社内のチャットシステムが使えない!」というときには重宝します。
簡単ではありますが、以上がスカイアークでの活用事例です。
最近はGoogle Appsを導入している企業様も増えているかと思いますので、もし社内で利用ができるようでしたら、是非お試しください。
次回はユニットテストやSelenium等の自動テストツール等、踏み込んだテスト管理方法を説明したいと思います…エンジニアが(汗)
スカイアーク 会社概要
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設立:2004年9月
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