エンジニアブログ

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Movable Type プラグイン

エントリやテンプレートの更新履歴管理や復元が行えるMovableTypeプラグイン:RevisionControl

ぴろり上西 2008年10月03日

こんにちは。上西です。先日、予告した通り、エントリやテンプレート、ウェブページのリビジョン管理(投稿履歴管理)が行えるMovableTypeプラグイン「RevisionControl」を公開いたします。

企業などでの大規模運用を考えた場合、記事の編集履歴を保存しておいて、ある特定の日時のものに差し戻したいというニーズがあると思います。また、MTベンダなどにおいても、開発中に間違ってテンプレートを消してしまった!どうしよう!なんてことがあるかもしれません。

RevisionControlプラグインを用いると、エントリやウェブページ、テンプレートについてそれぞれ変更される度に最大で10個までの履歴をコメント付きで残すことができるようになります。変更時にコメントを残せるため、どんな理由でどこを変更したのかなどを追跡することができるようになります。

また、便利な機能として、公開されているページはそのままに、エントリやウェブページを変更して保存することもできるようにもなっています。事前にエントリ内容に修正を加えておいて、タイミングをはかって公開するなどの使い方が考えられます。

ダウンロード

RevisionControl 1.22 のダウンロード

動作環境とインストール方法

このプラグインは MovableType Pro および MovableType Enterprise で利用することができます。MovableType Open Source では動作しませんのでご注意ください。

ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍して、plugins ディレクトリにコピーしてください。管理画面にログインすると、データベースのアップグレードが行われます(安全のために事前にデータベースのバックアップをお勧めいたします)。プラグインについて必要な設定項目などはありません。

使用方法

エントリやウェブページ、テンプレートを保存する度に、その内容が自動的に履歴として保存されていきます。また、保存されている更新一覧からリンクをクリックすることで、その時点の履歴をプレビューすることができます。その時点の履歴内容に差し戻してよい場合には、プレビュー画面で「はい」を選択することで、過去の履歴に内容を戻すことができるようになっています。

エントリやウェブページの編集画面では、公開状態の選択肢に「修正を公開しないで保存のみ」を選択して保存することで、公開されているページはそのままに、データベース上のデータのみを変更することができます。また、「公開時に戻す(現データは破棄)」を選択して保存することで、戻した履歴を破棄し、公開されているデータに内容を復元することもできます。

更新履歴の復元操作方法

1.保存する
エントリーやウェブページ、テンプレートを保存します。保存するときに保存ボタン上に履歴コメントがありますので、更新内容を入力することも出来ます。
revision_02.jpg
2.更新履歴一覧の確認
revision_01.jpg エントリーやウェブページ、テンプレートの右カラムに更新履歴が表示されます。コメントもここに表示されます。
3.更新履歴のプレビュー
履歴をクリックするとプレビュー画面が表示されます。プレビューで戻したい内容を確認してください。この内容のプレビューをキャンセルする場合は「いいえ」をクリックしてください。
4.更新履歴の復元
ヘッダーにある「はい」ボタンをクリックすると、履歴保存された内容が復元されます。

注意事項

  • MT5では動作しません。
  • このプラグインの使用によって生じたいかなる損害や障害について弊社は一切関与いたしません。
  • 無償でご利用頂いておりますユーザ様についてサポートは行っておりませんのでご了承ください。
  • 本プラグインをご利用される方は必ず「プラグインご利用の際の注意事項」をお読みください。