スカイアークと世界最大級のPerlの祭典YAPC::Asiaを振り返る - 2010年編
はじめまして。
エンジニアブログには初登場、中村です。スカイアークの広報・マーケティングを担当しています。
本日は、スカイアークの技術基礎となっている開発言語Perlの世界最大級イベントであるYAPC::Asiaとスカイアークの3年間を、スカイアークがスポンサーをはじめた2010年から順に振り返りたいと思います。
スカイアークはPerlをベースとしたエンジニアリング企業であり、業務でPerlを使用することが大半。開発言語は常に変化しますので、エンジニア各人がそのスキルを磨き続けることが必要です。そのため、社内制度として最新技術の取得支援を行なっています。そんなスカイアークですから、世界最大級のYAPC::Asiaを運営しているJapan Perl Associationl(以下JPA)への加入と、2010年から今年まで3年連続となるYAPC::Asiaへのスポンサードを通じてPerlコミュニティの活性化に少しでもご協力したいと活動を続けています。
2010年のスカイアークとYAPC::Asia Tokyo 2010
2010年はスカイアークがJPAに初めて加入し、また初のYAPC::Asiaのスポンサーとなった記念すべき年。今まで社外Perlエンジニアとの交流は各個人が行っていましたが、会社として全面的にバックアップをするとともに、YAPC::Asia Tokyo 2010への参加もスタートしました。
2010年は永谷(@onagatani)が地方PM(Perlを使うエンジニアが集う勉強会)の1つであるHokkaido.pmのメインメンバーであることから、Hokkaido.pmの代表として「perl-casual特別企画 PMグループディスカッション」に登壇しました。
Hokkaido.pmは北海道在住のPerlエンジニア間の定期的な交流を実現するためにスタートしましたが、Perl人口が少なく、定期開催が難しいこと、北海道と一口で言ってもとても広い地域を束ねなくてはならないため、距離の問題で参加曜日が週末開催で固定になってしまうといった北海道ならではの本音から、今後の展望までをお話しました。
PMグループディスカッション@YAPC::Asia Tokyo 2010 - YouTube
スカイアークの開発拠点は本社を構える帯広となるため、永谷はYAPC::Asia開催地東京まで出張し、会場の東工大へ足を運びました。まずは初のYAPC::Asia参加でしたが、グループディスカッションを通して同じ悩みを抱える地方PMの皆さんや多くのPerlエンジニア(Perl Monger)とお話でき、充実した2日間となりました。
YAPC::Asia 2010 TOKYO - MTエンジニアブログ- スカイアークシステム
YAPC::Asia Tokyo 2010を振り返り、小林が印象深い記事を投稿しています。
エンジニアではない私からみたYAPC::Asia TOKYO 2010
そもそもPerlを書いたことがない私がイメージするPerlのよさは、「世の中に存在する既存の資産-CPANモジュール-を活用して高品質かつ短時間でWebシステムが開発できる」というものでしたが、今回YAPC::Asia TOKYO 2010をTwitterのTLや他の方が書いたブログを見て、Perlの違う魅力に気付きました。
Perlのコミュニティの素晴らしさ、そしてそのコミュニティから生まれるパワー。Perlを書けない私でも、見ていてわくわくするものがありました。
コミュニティのよさは人々とのつながりのよさだと思います。Perlというものを中心に沢山の人に出会い、いい意味でビジネスライクではない形で大の大人たちがわいわい騒ぎあい、持てる技術をぶつけ合い、コミュニティを成長させていく。このサイクルに、微力ながら力を貸せるということが、私にとっても業界にとっても非常に素晴らしい結果をもたらすんだろうと思いました。
YAPC::AsiaはPerlのお祭りと言われますが、同時にPerlを取り巻くエンジニア間のコミュニティの場でもあります。そのコミュニティは所属組織や国も超え、共通言語であるPerlまたは他言語を介した活発でフレンドリーなコミュニケーションを常に行っています。そんなコミュニティの一員としてスカイアークが加われたことはとても素晴らしい出来事でした。