札幌C++勉強会 #1 に行ってきました
こんにちはこんにちはやまかわです。
だいぶ遅くなりましたが
先日札幌C++勉強会#1というのに行ってきました。
今回は東京で開催されたBoost勉強会のUSTを見るというイベントだったため、久々に何もスピーカーやらないイベントでした。
紹介された話の中ではやはりBoost.ProtoのExpression Templateは地獄のようにコンパイルが重い、と言う話が大変印象的でした。コンパイル時のテンプレートメタプログラミングもほどほどにということでしょうかねえ。同じようなものとしてはC#のExpression Treeの方が解決はスマートですね。
あと、C++でもタプルを使えるようにするBoost::Tupleは使用した事が無かったのですが、大変使いでが良さそうでした。計算機でいうtupleというのは、型が異なっても良いデータのシークエンス(というか組)を言います。図にすると以下のような感じでしょうか。
array | tuple | record | |
---|---|---|---|
データ長 | 変動 | 固定 | 固定 |
データ要素の型 | 全て同じ | 変動 | 変動 |
要素へのアクセス | 順序数 | 順序数 | 名前 |
Pythonや関数型言語ではtupleが標準で利用できるようになっています(例えば一般に、関数の引数やDBMS内のデータの各列はtupleとして表す事ができます)。構造体を起こすまでもない構造化データの受け渡しに便利そうですね。
実際のところ一番印象的だったのはcpp_akiraさんのいけめん具合でしたが!
ところで今C++使ってる人ってどこらへんかなーというところをそこらへんにいた人に聞いてみたのですが、だいたい以下のような感じになるようです。
- 数値計算屋さん
- ゲーム屋さん
- 携帯屋さん
東京だともう少し色々居るみたいですが、札幌だとこの辺でしょうか。
だんだん業務アプリもC#等で書く事がほとんどになっており、C++の使用される場面というのは減ってきておりますがそれでも特にメモリ資源がそれなりに余裕が無い場合などは、C++の利用価値が十分高いところです。
PerlもそうですがC++も標準ライブラリは割と貧弱ですので、Boostとかつかわんとしんどいわけですが、リハビリしないと忘れてしまいますので次回も参加したいと思います。