導入事例

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株式会社TKC様

ウェブサイト構築

コーポレートサイト・TKC全国会サイトの統合管理に「MTCMS Enterprise 5」を採用。ウェブサイトの運用工数を大幅に削減し、情報発信スピードの向上を実現。

全国のTKC会員の会計事務所と地方公共団体にコンピュータ・サービスをはじめとする各種情報サービスの提供を行う株式会社TKC。同社は、コーポレートサイトの刷新に際し、それまで別ドメインで管理されていた「TKC全国会」のサイトとの統合を推進した。1000ページ以上にのぼる膨大なサイトのリニューアルには『MTCMS Enterprise 5』が採用され、構築をスカイアークが担当。サイトは2010年7月にリニューアルオープンした。

シームレスに情報提供できるサイトに

サイトリニューアルの経緯について教えて下さい。

鈴木 株式会社TKCのコーポレートサイトとTKC全国会のサイトを統合して、あらたに同一ドメイン下のサイトとしてリニューアルしました。TKC全国会は、私たちが提供するシステムを利用していただいている会員様の組織で、1万人超の税理士や公認会計士が入会されています。

TKC全国会というのは、株式会社TKCから見るとお客様にあたるわけですね。

髙見 そうです。TKC全国会で発信する情報は、会員である税理士や公認会計士の先生の活動内容などがメインですが、会計事務所で使われている「FX」という戦略財務情報システムは弊社の商品ですので、システムの詳細情報を閲覧するためには弊社のサイトに移動してもらわなければならなかったのです。

鈴木 サイトを閲覧される方には両サイトの間を行ったり来たりしてもらう必要があったので、情報がワンストップで提供されていないという課題がありました。リニューアルに際して両サイトをシームレスな構造のサイトにしたかったのです。

単なるリニューアルとは違って作業も膨大だったのですね。

鈴木 デザインの変更のみならず、今まで異なるサイトで発信していた情報内容を同一サイトから発信することになったので、情報を編集し直す作業などが伴いました。限られた人員で既存サイトを更新しながら、並行してリニューアルの作業をしなければならず、何かいい解決法はないかと思っていました。

そこでCMSを導入しようとご検討されたのですか。

鈴木 いろいろとCMSの仕組みを検討して、選択肢としてはMTとWordPress、Drupal、そして自社でCMSの仕組みを開発するという選択肢がありました。ただ、リソースの都合上、自社開発は難しそうだという結論となりました。

髙見 そうしたことに加えて、当社のサーバー構成上の事情でWindowsサーバーを使う必要がありました。そして、調べてみるとどうもWordPressはWindowsサーバーでの実績がなさそうだということになりまして、それでMTで開発しようと考えた次第です。

リニューアルをご検討されたのはいつ頃からですか。

鈴木 社内的に最初に話が出たのは2008年頃でした。社内での検討を経て、スカイアークさんと初めてお会いしたのが2009年の9月頃。本格的に作業に着手したのは2010年に入ってからです。

MTへの専門性と「ノンカスタマイズ」が決め手

スカイアークの「MTCMS」を採用された経緯について詳しくお聞かせ下さい。

鈴木 当社側の要望として大きかったのが、「ノンカスタマイズ」という部分です。リニューアル前のサイトは、機能拡張のたびにプログラムの個別開発が伴い、相当な作業負荷となっていました。ですから、色々な機能を実現するためのプラグインが標準で充実されているCMSが希望でした。

開発に負荷がかからないCMSというのが決め手だったのですね。

鈴木 MT採用を決めて、当社としての要件をシックス・アパートさんに伝えたところ、「MTCMS」というパッケージがあると紹介していただいた次第です。「MTCMS」のバージョン5のリリースが2009年11月で、ちょうど弊社のリニューアルのタイミングと重なったようです。何とかカスタマイズなしで導入できそうだという説明を小林社長からいただき、本当にその通りになりました(笑)。

スカイアークをお選びになった決め手はどのあたりにありますか。

鈴木 MT専門のベンダーという点が一番大きいです。開発会社を決める際には「あれもこれもできる」という多様性よりも専門性を重視しました。その方が、弊社のやりたいことを実現する選択肢を数多く提示していただけると思ったからです。

高見 MT採用を決めてからは、スカイアークを選ぶまで他のベンダーとの競合はなかったです。というのもやり取りをさせていただく中で、こちらからの要望に対するレスポンスの早さなど「お任せして大丈夫だ」という信頼感があったからです。実際パッケージからデザイン、開発と的確に作業していただきました。

約800ページのサイトを2ヵ月で移行完了

リニューアル作業において注力した部分はどのあたりですか。

鈴木 まずはビジュアル部分です。コーポレートサイトはIR中心で、全国会のサイトも会員である士業のイメージを崩さないよう堅いイメージでした。見栄え、色合いとも明るく親しみの持てるイメージにしたかったのです。情報の内容という点では、今まで立場の違うサイト上にある情報を一つに統合したので、文章の表現などを見直しました。

髙見 今回のリニューアルで、トップページのメインビジュアルにスライドパネルを設けましたが、「企業経営者向け」や「税理士、公認会計士向け」というように、ターゲットユーザーをセグメント分けして、それぞれにナビゲーションメニューを設けました。なかなかデザインがFIXできませんでしたが、スカイアークの尽力もあって最終的には良いものができたと思います。

リニューアル作業のスケジュールはどのようなものだったのですか。

高見 2010年7月のオープンというのは若干前倒しになったもので、実質、2ヵ月くらいの作業期間でした。移行対象のページは両サイトで1000ページ近くありましたので、ディレクトリマップ一つとってもかなり複雑でした。残業しても半年近くかかりそうなボリュームの移行作業をオンスケジュールで進めることができたのは、既存サイトのHTMLから任意の部分をCMSに移植できる「Website Importer」という機能のおかげです。全てのページを移行したわけではありませんが、それでも800ページ近くを情報のリライト込みで2ヵ月で移行できたというのは「MTCMS」のおかげだと思います。

リニューアルの効果について教えて下さい。

髙見 まず全体的にはデザインが洗練されたという評価をいただきました。アクセス数は順調に伸びています。2サイトを一つに統合したので、単純にPV数を比較すると少なくなっていますが、直帰率は大幅に改善されました。

高見 サイトの運用工数が大幅に削減され、情報の更新スピードが上がりました。先月から新しくメンバーが加わりましたが、通常、更新スタッフには半年から1年くらいHTMLやJavaScriptなどを研修しないといけなかったのが、「MTCMS」によって着任後、1週間くらいで記事更新作業に携われるようになりました。今まで、Dreamweaverなどのオーサリングソフトを使って行っていたサイトの更新も、MTCMSではWYSIWYGエディタのおかげで、ワープロソフトが扱える程度のスキルで更新が可能です。ニュースリリースなど速報性のある情報は、広報部門から直接MTCMSにページをアップロードできるようになりました。

髙見 Web上で各種セミナーの申し込みができるのですが、申し込みの入力フォームの開発は、今までは開発部署に依頼して、要件定義から仕様書作り、コーディングにテストを経て1週間くらいかけて設置していました。今ではMTCMSのプラグインのおかげでドラッグ&ドロップで作成可能になり、テスト環境上でOKであれば即公開というスピード感で対応できるようになりました。

管理画面の使い勝手についてはいかがですか。

高見 直感的でわかりやすいと思います。運用に携わるメンバーの負担も低減され、減った分の工数をサイト集客の企画などの業務に振り向けることで、さらに生産性が上がると思います。

お互いに成長していける関係を期待

スカイアークの仕事ぶりなどへのご感想はいかがでしたか。

鈴木 スピーディに対応していただき、今回の案件についてはベストパートナーだと思います。専従スタッフに常駐で作業していただく体制で、組織的に対応いただきました。

髙見 正直、ドキュメントのレベルには驚きました。プロジェクトの週次報告書など、ドキュメントがしっかりしているという印象です。スカイアークとはともにサイトを育てて、いいものにしていきたいという気持ちがあります。いい機能を実装して、いいサイトに育てていけば、スカイアークのお客様へのアピールにもなると思います。

今後の機能拡張や展望について教えて下さい。

鈴木 会員である税理士や会計士の方の活動に役立つようなサイトにしたいと考えています。サイトは継続して運用していくとDBとして活用できる側面があると思います。TKC全国会の活動を、行政、税理士、経営者そして金融機関に対して正しく訴求できるようなコンテンツを展開していきたいです。

高見 スマートフォンやiPadなどのスレート型PCといった多デバイス展開は一つの課題です。全国会のサイトにある『巻頭言』というコンテンツのアーカイブをEPUBに変換して電子書籍化にするというのも一例ですが、当社のやりたいことを実現する方法の提示や、最新の情報の提供など、スカイアークとは双方向の関係というか、お互いに成長していけるような関係をこれからも期待したいです。

取材対象

  • システム開発研究所 ProFIT推進部 次長 髙見 健 様
  • システム開発研究所 ProFIT推進部 次長 鈴木 隆夫 様

目的・効果

導入の目的

  • コーポレートサイトとTKC全国会 ウェブサイトの統合・リニューアル
  • サイト運用工数の削減

効果

  • サイト運用工数の大幅削減
  • 各部署でのウェブサイト更新が可能に
  • 直帰率の大幅改善
  • 社員のコミュニケーション活性化

ソリューション

  • CMSを活用したウェブサイト構築

導入アプリケーション

  • MTCMS Enterprise 5
  • Windows Server 2008
  • Microsoft SQL Server 2008

事業内容

企業名 株式会社TKC
資本金 57億円
売上高 500億円 (2010年9月期実績)
従業員数 2,226名(2010年10月1日現在)
本社 栃木県宇都宮市鶴田町1758番地
事業内容 1.TKC統合情報センター(全国9都市)によるコンピュータ・サービス
2.TKCインターネット・サービスセンター(TISC)によるコンピュータ・サービス
3.パソコンまたはクライアント・サーバに搭載するソフトウェアの開発提供
4.当社の情報サービスの利用に伴うシステム機器の販売
5.専門スタッフによるシステム・コンサルティング・サービス
6.ユーザに対する総合的な教育研修サービス