- ホーム >
- 導入事例 >
- 情報共有ソリューション >
- ディーアンドエムホールディングス 様
事例インタビュー:ディーアンドエムホールディングス様
「DENON」ブランドなどでオーディオ機器事業を展開している株式会社ディーアンドエムホールディングス。その製品プロモーション活動の一環として立ち上げた画像管理・配信システム「P-CATS PLUS」に、シックス・アパート株式会社の「Movable Type Enterprise」が使われている。スカイアークシステムが開発を一手に担い、 商品開発につながるコミュニティに成長させるべく、現在も拡張を続けている。
柔軟な拡張性を持った画像管理・配信システムを希求
御社の事業について教えてください。
株式会社ディーアンドエムホールディングスは、2002年に日本マランツ株式会社と株式会社デノンが経営統合して誕生した会社です。
私が所属しているデノンブランドカンパニーは、もともと国産初の円盤式録音機を開発し、天皇陛下が終戦を伝えた「玉音放送」の録音に使われたほど古い歴史を持っている部門です。
現在は、両社の強みを活かしながらデノンブランドカンパニーとして音響映像機器などを製造・販売しています。
久保田さんは現在どんなお仕事をされていますか?
私はブランドマーケティングという、いわゆる製品プロモーションの仕事をしています。
その業務は多岐に渡りますが、業務の要となるプロモーション活動の1つに、製品の写真を世界中の販売会社や代理店に配布する業務があります。
昔は、撮影したポジ画像をデュープにとり、航空便などで世界中に配送していましたが、その後のDTPやインターネットの普及によって、今では製品のデジタル画像をWebサイト上からダウンロードさせる画像配信システムを運用しています。
具体的にはどんなシステムですか?
2003年1月に製品画像をダウンロードできる画像管理・配信システム「P-CATS (P-CATS PLUSの前身システム)」を自前で開発しました。
これは、製品画像だけを専門に扱う目的で作ったのですが、以前に比べて製品写真の複写や航空便による配送サービスにかかっていたコストを減らすことができましたし、代理店のほうでも製品写真を入手するまでのリードタイムを大幅に減らすこともできました。
ただ、P-CATSがご評価いただけた仕組みであるがゆえに、要望も多くいただくことになりました。
それは具体的にどんな要望ですか?
製品画像だけでなく、PDFで作られたカタログデータや圧縮したリソースファイルなどもP-CATSからダウンロードしたい、といった要望ですね。そこで、いろいろなファイル形式に対応すべく、マイナーチェンジを繰り返しながらその都度対応することになったのです。
ただ、すべての要望に応えるには、自前のシステムではさすがに限界がありました。
単なるブログじゃない!CMSとして使えるMovable Type Enterprise
どのあたりに限界を感じましたか?
実は、初代P-CATSでは、製品画像に添付ファイルをつける機能を作っていたので、苦肉の策として製品画像以外の情報を添付ファイルとしてWebサイトにアップしていました。
でも、カタログがどこにあるのか検索してもわからなかったり、新たに掲載した情報をメールにて代理店に伝える必要があったりと、機能的に不十分な面も。
そこで、市販されている画像管理システムを検討してみたのですが、閉じられた環境でしか使えない、変更履歴などのコメント機能がついてないなど、結局ユーザビリティを向上させるためのカスタマイズが必要になってしまうことがわかったのです。
そこで目をつけたのがMovable Type Enterpriseだと?
そうなのです。実は、以前メディアでCMSの特集記事を読んだことがあり、個人的にレンタルサーバーを借りてMovable Typeに触れてみる機会がありました。
Movable Typeにはコメント機能やRSS配信など、便利な機能がきちんと揃っていることを知っていたので、Movable Typeを市販の画像管理システムに組み込んでもらうよう、システム会社にお願いしたこともあったのです。でも、そこで直感したのです。
わざわざ組み込んでもらうくらいであれば、最初からMovable Typeそのもので画像配信システムが作れるのでは、と。
直感を信じてMovable Typeの可能性について検討を開始したわけですね。
自分で触ったことがあるものだったので、それなりに確信に近い直感でしたね。
すぐに、Movable Typeをカスタマイズしてくれるインテグレーターを探し、最終的にスカイアークシステムにたどり着きました。
実際にお話をお伺いして、小林社長の情熱と高い技術力に魅かれたのが正直な感想です。
Movable Type Enterpriseは粘土細工のようなもの、柔軟な拡張性が魅力
P-CATS PLUSはどのように運用されていらっしゃいますか?
Movable Type EnterpriseをベースにリニューアルしたP-CATS PLUSは、海外の販売会社や代理店に対してWebサイトを公開し、年間およそ60モデルの製品画像をアップし続けています。
1つの製品でもフロント、バックパネルなど複数の画像を用意しているので、現在のエントリー数は3500あまりに達しています。もちろん、昔の製品画像もユーティリティで移行済みです。基本的にユーザーからの要望などP-CATS PLUSの運用は私がすべて行っています。
実際に使ってみての感想を教えてください。
以前と比べて使い勝手が大幅に向上しました。
多様なファイルが管理されているだけでなく、全文検索エンジンのWiSE MTの性能もユーザーから評価されています。
Movable Typeはもともとブログツールですが、CMSツールとしても十分使えることが今回実感できました。白紙というか粘土というか、使う目的に応じてどんな形にも変えることができるという、柔軟な拡張性が魅力ですね。
また、国や地域に応じた言語設定をするだけで、管理画面がその国の言葉に翻訳されるため、ワールドワイドに展開している我々としては、こんなに魅力的な製品はありません。
スカイアークシステムへの評価はいかがですか?
やりたいことはすべて対応していただきました。なにせ「できません」という言葉は聞いたことがありませんから。高い技術力がないとこんなにスムーズにいかないと思いますよ。
でも、正直に言うと、スカイアークシステムさんだからこそうまく構築できたシステムであっても、機能追加やカスタマイズ、運用管理は誰にでもできるという、高い汎用性を持ったシステムを作り上げることができたことに満足しています。
万が一、私やスカイアークシステムさんがいなくなったとしても、誰にでもシステムを引き継ぐことができるというのはシステム構築の面からも重要なことですから。
社内全体で活用できるシステムインフラに育て上げる
今後P-CATS PLUSをどのようなものにしていきたいですか?
RSS配信やコメント機能を使うことに慣れてもらいながら、将来的には海外のユーザーに記事を直接投稿してもらいたいと考えています。
商品開発につながるようなワールドワイドなコミュニティをP-CATS PLUS上で実現したいですね。
せっかく汎用性の高いシステムが構築できたので、P-CATS PLUSそのものの価値をさらに高めながら、現在の画像管理・配信システムの枠にとらわれない使い方を目指していきたいと思っています。
御社には他のブランドカンパニーもありますが?
もちろん、横展開も計画しています。現在はデノンブランドカンパニー内だけで使われていますが、将来的には他のブランドにも活用していただきたいと考えております。
また、横展開だけでなく、使い勝手を今以上に向上させるべく、細かな機能拡張も続けていきたいと思っています。
例えば、製品の背面インターフェースなどを簡単に確認できるようなサムネイル画像の拡大機能も欲しいし、新製品発売前に行う下書き画面に付箋をつけてコメントを残す機能なども欲しい。
最終的には、そこを見れば重要な情報がある、あそこにいけば何でもわかる、というものにP-CATS PLUSを拡張していきたいと考えています。
取材対象
- 株式会社ディーアンドエムホールディングス デノンブランドカンパニー
- ブランドマーケティング マーケティングスタッフ 久保田一弘様
会社案内
| 会社名 | 株式会社ディーアンドエムホールディングス |
|---|---|
| 設立 | 2002年5月 |
| 従業員数 | - |
| 資本金 | 34億4671万4388円 |
| 本社 | 神奈川県川崎市川崎区日進町2-1 D&Mビル |
| 事業内容 | Denon、Marantz、McIntosh、Boston、Snell、Escient、ReplayTV、Denon DJブランドの音響映像機器等の企画・製造・販売 |


















